マーシャルエフェクター Guv'nor,Shred Master,Blues Breaker,Drive Master等Marshall Effectorの名作を徹底レビュー

Marshall Shred Master 本物 vs 自作

6月 1st, 2008

marshall_sm_jisaku.JPGシュレッドマスター治ったので早速自作と比較してみた。
自作と言ってもフルコピーではなく、ゴリさんが考案したもので、本物がデュアルオペアンプ2個使うところをクワッドオペアンプ1個でコンパクトにしたバージョンだ。

では最初に全てのツマミを真ん中にして試す。あらら、どちらも歪みと音量が足りなくて比較にならない。ということでGainだけフルにしてトーンの3つは真ん中、Volumeは2時ぐらいにして比較。

おや?違うではないか!自作の方が音量があり、でも歪みがちょっと少なくてクリアな印象だ。同じ音量にしてみると、本物の方がジャブジャブ歪んでいる。自作は芯を残したまま低音寄りな音。

更にVolume以外を全てフルにしてみる。違いはもっと出て、本物は高音がキーキー言う感じだが、自作はその周波数は持ち上げられてなく、もうちょっと上が上がっているようで高音がシャリシャリしている。

何でかな?と考えたら本物の方は電源9Vからすぐに整流ダイオードを直列に通ってから基板へ行っている。一方自作の方はそのダイオードを基板に組み込むのを忘れたので、後から並列で付けている。
どういうことかと言うと、どちらも電源の逆挿し時の保護の為なのだが、直列にすると電圧が0.5V程度下がる。従って本物の方が自作よりも0.5Vほど低い電圧で動作していることになる。

おそらくその辺のことが影響していると思われる。歪みが少なく音量が上がりクリアになる症状は明らかに電圧を上げたときに起こる症状だ。昇圧の実験で何個も経験済みである。

だが、このような歪みのキツいエフェクターの場合、昇圧すれば良いというものではなく、減圧して多少音を潰すのもディストーションとして良い音を作る一部となる。

シュレッドマスターの場合もしかりで、好みの問題ということになりそうだ。メタル系の歪みが欲しい場合は本物の方が合っている。しかしハードロック系でちょっとだけ力強い歪みが欲しい場合は自作の方が良さそうだ。

ま、この音の違いは単に電源の違いだけではなく、オペアンプも当然違うのでその辺も影響しているかもしれない。

長くなってしまったので次回に持ち越し。双方とも電源関係の実験もやってみたくなってきた。

Marshall Shred Masterの修理

5月 29th, 2008

marshall_shred_master.JPGついにシュレッドマスターを買いました!
いつも通りジャンクです(^^ゞ。症状は電源が入らないとのこと、確かに入らない。

早速分解、マーシャルのこのシリーズは全てのナットを外さないと何もいじれないので、メンテナンス性はあまり良くない。でも基板の割に筐体がデカいから分解も簡単だ。

見たところどこもおかしくないし、断線している所も見当たらない。テスターで測ってみるとアダプタージャックに9Vは来ている。
基板上の9Vを辿って行きテスターを当てると9Vは来ていない。なんか変だなぁ。

試しにアダプタージャックのハンダを取り除いてみたら、なんと基板パターンが剥がれていて導通していなかったのだ。見たところ修理や改造もmarshall_shred_master_kiban.JPGしていないようなので、これは不良品だったのかもしれないな。アダプターのプラグを動かすと電源が入るから、新品のうちは導通していたのだろう。

そこで写真のように基板パターンを少し削ってアダプタージャック接続部と削ったパターンをリード線で繋いだ。実際にはリード線が見えないくらいにハンダを溶かし込んだわけだが...

これで修理完了!

シュレッドマスターの音がアンプに鳴り響いた!

後日レビューしますね。

Marshall The Guv’nor 徹底研究6

5月 14th, 2008

marshall_guvnor_manual.JPGえー、今日はちょいとミーハー(死語なのか?)な話題をしましょう(^^ゞ。

ガバナー英国製のマニュアルが手に入ったのでご紹介。

ジム・マーシャルさんの写真やサインで表紙を飾られているマニュアル、中を見てみるとGuv’norの図が書いてある。フットペダルを見ると英国製初期型だ(^^)。やはりマニュアルを印刷する時点=発売当初からこのペダルだったことが証明された。

marshall_guvnor_manual_2.JPGそれと説明書きにある9番の「Send & Return Loop Jack」に関して。自作した人にとって回路図みると何も意味の無いループがあるのに気が付いていると思う。
これステレオジャックになっていて、専用のケーブルでセンドとリターンに分配し、きっちりループとして使うことができる。なぜここにループ?と思われるだろう。このループはガバナーのフットスイッチで同時にループをON/OFFすることができる。
ま、実際には必要ないですな。後継機種の3兄弟にmarshall_guvnor_manual_3.JPGは付けなかったことから見るとマーシャル社も必要ないと感じたのでしょう。しかしリイシューの韓国製にはきちんと付けてしまう拘りがたまらない。

あと保証書見て初めて知ったのだが、ガバナーの品番って「FP-01」って言うらしい(知らなかったのは松美庵だけ?)。
WEBで検索するとちゃんと品番で表示し売っているお店がほとんどだった。ちなみにFP-02がドライヴマスター、FP-03がシュレッドマスター、FP-04がブルースブレーカーということらしい。さらに、韓国製もFP-01で変わらないみたい。

ということでまたしても何の意味もない徹底研究を書いてしまった。しかも後から気が付いたのだが....このマニュアル、韓国製にも全く同じ物が入っていた(-_-;)。スイッチ形状が違うぞ!と突っ込みを入れたくなるが...